top of page

都立入試 理科数学予想答え合わせ

執筆者の写真: 自分塾 室長 北岸自分塾 室長 北岸

前回まで三回にわたって都立出題予想を行いましたが、今回はその答え合わせをしていきたいと思います。


予想としては、すべて的中ということで一安心です。

理想はヤマを張らずにどんな問題でも解ける実力を身に付けることであり、そのような実力を付けさせてあげることなのでしょう。

しかし、傾向があるものに関しては知っておくに越したことはないでしょう。


まずは理科ですが、前回載せた以下の表と照らし合わせると大問3,4,5,6とすべて完全に的中したといえるでしょう。

イレギュラーが無ければ基本的に外れることが無いので凄いことではないのですが、個人的にはすごくホッとしています。


今後注目すべきはやはり理科の新課程内容「ダニエル電池」からの出題です。

理科は移行措置の段階からすぐに出題する傾向にありましたが、今年度においても

新課程に新しく加わったダニエル電池を早速出題してきました。大問5の問1、問2は人によっては難しかったかもしれません。それ以外も単なる知識問題ではなく、思考力や理解の基づく解法が必要な問題が増えている印象を受けました。

温暖前線の断面図などは簡単な問題ですが、

暖かい空気は、膨張し(①)、密度が小さくなり(②)、比重が小さくなるために上にあがる(③)という理論的な理解をしていないと解き難くなっていました。

なぜそうなるのか、という理由をしっかり聞く問題が定期テストで増えているのと同様、都立入試においても理科は少しずつ知識から理解、思考力への配点が増えていくのではないかと思います。


数学においても予想はすべて的中といったところです。

大問1では、資料の整理から代表値の中央値が出題され、角度からは円周角と弧の長さが出題されました。



大問3の変化要素、関数においても特に変わりなく、予想通りの出題内容となりました。



都立高校入試など多くの人が受ける大規模な入試においては傾向が安定し、

毎年同じ能力を公平に測れるテストを作ってくれることは大変ありがたいことです。

予想が外れないということは学校の先生方も塾の先生方も教材を作る側もそして何より受験生となる生徒の皆さんも安心して努力を積み重ねることが出来ます。


願わくば大学入試もそうあってほしいものです。

自分は明日の休みを利用して5教科をすべて解く予定です。

来年には受験生となる中学二年生は定期テスト後にでも是非問題を解いてみてください。

以下は、都教委が公表した今年度の問題と解答となります。

国語などは一部著作権の問題で載っていませんので、各新聞社のページを見るとよいかもしれません。

産経新聞社のリンクも貼っておきます。

東京都立高校入試 問題と解答

Comentarios


bottom of page