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VもぎとWもぎの違い どちらをうけるべきか 2025

  • 執筆者の写真: 自分塾 室長 北岸
    自分塾 室長 北岸
  • 5 日前
  • 読了時間: 4分

ブログのアクセスとして、vもぎとwもぎの違いをキーワードとして訪れる方が増えてきたようなので、2025年度の時点での変更点などをふまえて、それぞれの違いとどちらを受けるべきかについて改めて記事を書きたいと思います。


都立高校の受験対策として、VもぎとWもぎはどちらも主要な模擬試験であり、都立入試の内容形式に合わせた良い内容の模試となっています。しかし、2025年度ではかつてよりもVもぎの受験者数や実施会場の数が多くなり、少し差が出ていると思います。実施会場へのアクセスや受験人数の差による判定精度を考慮する方はVもぎを選ぶのがよいかもしれません。ただ、都立スピーキングテストの模擬試験も考えている方はWもぎが主催するスピーキングテストを受けることも選択肢の一つです。

VもぎとWもぎの主な違い

  • 主催団体:

    • Vもぎ:進学研究会

    • Wもぎ:新教育研究協会

  • 対象地域:

    • 都立高校受験に関してはどちらも対応しています。

    • Vもぎ:千葉県立高校入試にも対応。

    • Wもぎ:神奈川県立高校入試にも対応。

  • 受験者数:

    • Vもぎの方が受験者数が多い傾向にあります(年間26万人以上)。

    • Wもぎも首都圏最大級の規模(年間18万人以上)を誇ります。

    • 特に昨年度はWもぎの開催が遅れたため、大きな差が出たかと思います。

  • 実施会場数

    • Vもぎの方が実施会場が非常に多い(7月実施校:36校)

    • Wもぎは実施会場数が少ない(7月実施校:10校)

  • 難易度:

    • Vもぎの方が若干難しい(平均点50~55点)

    • Wもぎの方が若干易しい(平均点55~60点)

  • 成績表の詳細:

    • Wもぎは、小問正答率において、受験者全体だけでなく第一志望校志望者の中での正答率も表示されるなど、より詳細な情報が得られる場合があります。

  • 付録:

    • Vもぎ 復習教材「Vアシスト」が配布されます。模試の類題や各教科のポイント解説を読むことができます。

    • Wもぎ 入試情報誌「Wクラブ」が配布されます。かつてあった5科のポイントチェックの配布は残念ながら中止されています。

  • 入試問題との類似性:

    • どちらの模試も、都立入試本番の出題形式や問題傾向を徹底的に分析して作成されており、本番に近い問題が出題されます。

    • Wもぎは英語のスピーキングテスト(ESATJ)に対応した模試を別途用意しています。

VもぎとWもぎの違い

どちらを受けるのが良いか?


都立高校を第一志望としている場合、VもぎとWもぎのどちらを受けても大きな問題はありません。どちらも都立高校の合格判定において高い信頼性を持っています。とはいえ、

Vもぎの方が受験者が多く、偏差値に関しても2023年までは晶文社の高校受験案内にWもぎの偏差値使用されていましたが、2024年からはVもぎの偏差値が使用されるようになりました。あえて無理に差をつけるとすると、2025年はVもぎの偏差値の方が精度が高く、比較しやすい数値になっているかもしれません。


選ぶ際のポイント:

  1. 塾や学校で推奨されている方: 多くの塾や学校では、どちらか一方を推奨したり、団体で申し込みを受け付けている場合があります。その場合は、塾や学校の指示に従うのがスムーズでしょう。同じ模試を継続して受けることで、学力の推移を正確に把握しやすくなります。

  2. 会場の利便性: 会場の場所や日程が、通いやすい・予定と合わせやすい方を選ぶのも重要です。本番さながらの雰囲気で受験できる会場が多いので、実際に足を運ぶことを想定して選びましょう。

  3. 情報収集のしやすさ: 友人や先輩、塾の先生などから、どちらの模試の成績表が見やすいか、解説が分かりやすいかといった情報を集めてみるのも良いでしょう。


最も重要なこと:

どちらの模試を受けるにしても、受けっぱなしにしないことが何よりも重要です。

  • 目標設定: 漠然と受けるのではなく、具体的な目標を持って臨みましょう。試験の雰囲気や試験会場、マーク模試の形式に慣れること、定期試験とは違う難易度や形式の問題に対応すること、偏差値で「~以上をとる」ことなど自分なりの目的、目標をもって受けることが大事です。

  • 徹底的な復習: 模試の結果が返ってきたら、自分の弱点を分析し、間違えた問題や分からなかった問題について、なぜ間違えたのか、どうすれば解けるようになるのかを徹底的に復習することが、学力向上につながります。すべての問題が解ける必要はありませんが、自分の目標校に必要な点数をとるために、どの難易度の問題まで解けるようにならなければいけないか考えてみましょう。

  • 成績表の活用: 成績表には、志望校判定だけでなく、各問題の正答率や自分の答案のコピーなど、多くの情報が記載されています。これらを活用して、今後の学習計画を立てましょう。英作文や200字作文などは学校の先生や塾の先生に見てもらってどこがどう減点されているのかをチェックしてもらいましょう。これはどちらの模試も添削はしてくれません。


最終的には、あなたが「この模試なら自分の実力をしっかり測れる」「この模試で苦手なところを把握して、今後の学習に生かそう」と思える方を選ぶのが一番です。一つの模試を継続して受けることで比較可能な成績となりますので、どちらか片方を何回か継続して受けることが重要です。

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