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都立入試雑感と予想平均、今年度の変化

執筆者の写真: 自分塾 室長 北岸自分塾 室長 北岸

当塾でも受験生の答え合わせが終わり、合計点が出たところで、あとは合格基準点が上がるのか下がるのかが話題にあがりました。少しずつ平均点予想なども出始めていて気になる人も多いかと思います。


私も今年度の問題を一通りを解き終わったのでここで「個人の感想」を述べておこうと思います。各教科の感想は以下の通りです。


国語:かなり易しい 昨年度よりは解きやすく、平均点も上がりそう(70-80)

数学:平年並みかやや難しい(50-60)

英語:平年並み リスニング問題次第だが、上手く調整しているように感じる。(60)

社会:難しい 近年の社会はやはり少し難しくなってきているように感じる。(50-55)

理科:やや難しい (50-55)


下にこれまでの平均点一覧を載せておきます。




通常都立入試は平均点60点(合計300点)を目安に作れられているのではないかと思いますが、マークシートを導入して以来、記述の減った国語の平均点が大きく上昇しています。(導入後平均71.8 、導入前平均64.2)

 国語 数学 英語 理科 社会

後 71.8 59.9  58.2  56.1 56.8

前 64.2  56.3  56.2  59.3  59.8


都立高校の先生の採点等の負荷を減らし、ミスを防ぐために2016年からマークシートが導入されました。国語からは200字作文以外の記述が減り、社会や理科などからも少しずつ記述問題が減っている傾向にあります。国語以外の教科に大きく変動は無いように見えますが、理科や社会にはかなりの変動が起き始めています。


理科や社会では少しずつ単純な4択の選択問題が減り、完答問題が増えてきています

完全解答問題は、

社会ではH28から順番に:0→5→7→10→9→10→9→8

理科ではH28から順番に:0→1→1→2→4→11→1→4

と変化しています。

今年度はさらに、4択ではなく、5択、6択問題を出題してきました。


このように理科や社会などは少しずつ少しずつ変化してきています

色々と試行錯誤をしているのだと思いますが、対応する準備をしなければいけません。


来年度は新課程で学んできた中学生が受ける初めての入試となります。

東京都も新課程内容を盛り込んだテストを作って来るはずなので、一層気を引き締めて対策に当たりたいと思います。


以上、都立入試への雑感でした。

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