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台東区入谷の学習塾 自分塾 教室長 北岸の自己紹介

  • 執筆者の写真: 自分塾 室長 北岸
    自分塾 室長 北岸
  • 5月1日
  • 読了時間: 11分

はじめに:自己紹介



教室長写真

はじめまして。

台東区入谷で学習塾 自分塾 の教室長をしております、北岸 大空(きたぎし おおぞら)と申します。

東京都で生まれ、兵庫県で小中高時代を過ごし、大学からは再び東京で学び、働く中で教育に深く関わってまいりました。

このブログ記事では、私のこれまでの道のりが、どのように今の教育への想いや指導の柱となっているのかをお話しさせていただければと思います。私の人となりを少しでも知っていただき、当塾にご興味を持っていただけたら幸いです。


目次

  

簡単な経歴と、この記事でお伝えしたいこと


東京大学を卒業後、神奈川県や東京都の学習塾で講師・運営に携わり、約20年にわたりたくさんの生徒さんたちの学習をサポートしてまいりました。その中で得た経験、そして私自身の様々な経験が、現在の台東区入谷での学習塾経営へと繋がっています。

この記事を通して、私の教育にかける熱意や、生徒さん一人ひとりと向き合う上で大切にしている考え方をお伝えできればと思います。


私の教育観を形作った道のり


私の教育に対する考え方は、これまでの人生での様々な出来事や出会いによって育まれてきました。ここでは、特に私の教育哲学に影響を与えた経験をご紹介します。


小学生時代:学びの原点と人との出会い


母の学研教室で知った学ぶ楽しさ


母が学研の教室を営んでいたため、私は幼い頃から教材に触れる機会が多くありました。次々と新しい問題を解いていくことの楽しさや、理解できる喜びを、そこから自然と学んでいったように思います。この原体験が、「学ぶことは楽しいことだ」という私の根幹をなしています。


学校での窮屈さと先生との出会い


学校では、学研で先取りしていた内容について「習っていない解き方をするな」と注意されたり、ドリルを早く終えてしまって叱られたりすることも少なくありませんでした。自分のペースで学ぶことに対して、少し窮屈さを感じていた時期でした。

そんな中で出会ったのが、3年生の担任だったI先生です。先生は、私の先取り学習を否定せず、むしろ驚き、褒めてくださいました。そして、授業中にやることがない時間には「分からない子に教えてあげて」と、私の得意を活かす機会を与えてくれました。

この経験を通して、私は「生徒の『やりたい』という気持ちや得意なことを認め、それを活かせる環境を作ること」の大切さを痛感しました。また、人に分かりやすく教えるためには、自分だけの解き方ではなく、相手に合わせた視点が必要だと気づき、相手の理解度に寄り添うことの重要性を学びました。自発的に学ぶ力を引き出してくださったI先生には、今も心から感謝しています。


中学受験で感じた多様な世界と自身の課題


4年生の頃からは、中学受験を目指し日能研さんにお世話になりました。そこで出会った、小学校で一番だと思っていた自分よりはるかに優秀なクラスメイトたちの姿に衝撃を受けました。彼らが必死に学ぶ姿に圧倒されつつも、毎週のテストで席次が決まる競争にはあまり馴染めませんでした。

この経験から、学ぶモチベーションは競争だけではないこと、そして多様な価値観や学びのスタイルがあることを知りました。私の場合は、定期券を使って電車に乗り、違う街へ行けることや、大きな本屋さんに行けること自体が大きな楽しみでした。そして、中学受験の最大の動機は「プールが無い中学校に行くこと」という、ある意味で非常に個人的なものでした。泳げない自分にとってはそれが何より魅力的に見え、父母はそれをうまく学習のエネルギーに変えてくれたのだと思います。生徒にとって何が魅力的な学校なのかは違うということを痛感します。



中学生・高校生時代:恩師に導かれた進路


六年間の学年担当制で培われた学び

中学受験を経て入学した「プールの無い学校」こと白陵中学校は、山の麓にある自然豊かな場所でした。タヌキやキツネが出たり、授業中に鳥がガラスにぶつかったり、スズメバチで授業が中断したりと、信じてもらえないような出来事が日常でした。

この学校の大きな特徴は、中高6年間持ち上がりで同じ講師陣が教えてくださったことです。長期にわたり生徒の成長を見守り、それぞれの個性や強みを理解した上で指導していただけたことは、本当にありがたい経験でした。先生方が教科間で連携を取り、学びを深められるように工夫されていたことも印象に残っています。生徒一人ひとりを継続的に見守り、その子の持つ可能性を引き出すことの重要性を、先生方の姿勢から学びました。


人生を変えた担任の一言

高校時代は、勉強は「中の上」で十分、進路も近場の国公立で、と漠然と考えていました。しかし高校3年時、担任の先生(柔道部顧問で、時に厳しくも情に厚い方でした)との進路面談で状況は一変します。私の希望を聞いた先生が「その目標なら東大だな」と、まるで決まっているかのように言われたのです。

当時の私には根拠があるようには思えませんでしたが、「学者になりたい」という漠然とした思いを汲み取り、背中を押してくれたのだと今は思います。この先生の一言がきっかけで、私は東京大学を目指すことになりました。

この経験から、生徒の可能性を信じ、少し高い目標を示すことも、その子の成長にとって非常に大切になる場合があるのだと学びました。もちろん、本人の意思や適性を無視してはいけませんが、時には「あなたならできる」と信じて、新たな扉を開くサポートをすることも、教育者の役割だと感じています。



大学時代:教育の現場で学んだ「教える」ということ


優秀な同級生から受けた刺激


東京大学に進学し、さらにレベルの高い環境に身を置くことになりました。筑駒や開成といった、いわゆる「エリート」と呼ばれる同級生たちと出会い、彼らの「当たり前の水準」の高さや、入学時点ですでに持ち合わせている多才さに驚かされました。また、出身校によって培われた文化や学びの姿勢の違いを目の当たりにし、学習環境が人に与える影響の大きさを肌で感じました。

この経験は、生徒にどのような環境を提供できるか、ということを考える上で、私の重要な視点となっています。


塾講師として磨いた指導力


大学1年生から、私は学習塾の講師としてのキャリアをスタートさせました。当時お世話になった塾長先生から教えていただいた、海軍中将・山本五十六の言葉「やって見せ 言って聞かせて やらせてみて ほめてやらねば 人は育たじ」は、今も私の指導の柱の一つとなっています。

様々な学力や個性を持った生徒さんたちを担当する中で、自分が問題を解けることと、それを相手に分かりやすく教えることは全く違うのだと痛感しました。

  • 相手の理解度に合わせて言葉を選ぶこと

  • 相手のペースに合わせてゆっくりと進めること

  • 相手がイメージしやすい例えを使うこと

  • 大きな目標を達成するために、細かなステップ(スモールステップ)を設定すること

これらを徹底的に学び、実践しました。この経験は、その後、超進学塾で指導する際にも大いに役立ちました。どんなレベルの生徒さんに対しても、「どうすれば伝わるか」「どうすればできるようになるか」を常に考え、工夫を凝らすことの重要性を、この大学時代の講師経験で深く学ぶことができました。


大きな挫折と、そこから得た学び


過密な日々がもたらした挫折


大学時代は、部活動(体育会系)、アルバイト、勉強と、スケジュールを詰め込みすぎ、休養日をほとんど設けていませんでした。「頑張り続ければ大丈夫」という間違った思い込みがあったのかもしれません。大学4年時に、腰のヘルニアを患い、激しい痛みに苦しむ日々が始まりました。


健康を取り戻し、再び教育の道へ


歩くこともままならず、眠れないほどの痛みに耐える療養期間は、私にとって大きな挫折であり、同時に自身の価値観を大きく見直す機会となりました。情けない、と感じる日々の中で、健康であることの何にも代えがたい大切さを痛感したのです。

痛みが和らぎ、少しずつ動けるようになった頃、近くの学習塾で再び働く機会を得ました。体に負担をかけない範囲で始めましたが、やはり生徒さんと向き合い、学ぶことをサポートする仕事は自分の性質に合っていると強く感じました。

この怪我からの回復と、再び教育の現場に戻れた経験は、「心身の健康が、学びや成長の基盤である」ということを私に教えてくれました。生徒さんたちが健やかに学び続けられるよう、学習面だけでなく、体調や心の状態にも配慮することの重要性を常に意識しています。


そして今、台東区入谷で生徒さんと向き合う



これまでの経験が活きる場所

ヘルニアから完全に回復して以来、約20年近くにわたり、多くの生徒さんの学習を様々な形でサポートしてまいりました。東京の複雑な受験環境に関する知識や経験、そしてこの台東区入谷という地域ならではの情報も積み重ねてきました。

そして今、これまでの私の全ての経験を自分塾での指導に活かしていこうと考えています。


私の指導にかける想い/大切にしていること

自分塾 では、これまでの私の経験に基づき、生徒さん一人ひとりの個性や目標に寄り添ったきめ細やかな指導を何よりも大切にしています。

  • 生徒さんの「やりたい」気持ちを尊重し、引き出すこと。

  • 生徒さんの理解度やペースに合わせた、丁寧なスモールステップ指導を行うこと。

  • 学ぶことの楽しさを伝え、自ら学ぶ力を育むこと。

  • 生徒さんの可能性を信じ、時に少し高い目標を示すことで、新たな成長をサポートすること。

  • そして、学習を成功体験にしてもらうこと

これらの想いを胸に、生徒さん一人ひとりが自信を持って、自分自身の力で未来を切り開いていけるよう、全力でサポートしてまいります。



教室長・北岸大空の素顔(趣味・好きなもの)


最後に、少しだけ個人的な趣味や好きなものをご紹介させてください。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ塾でお気軽にお声がけください!私が喜んでお話しさせていただきます。


活字と植物に癒される時間

読書

とにかく活字に触れていることが好きです。学生時代は歴史小説を愛読していましたが、最近は塾での指導に役立ちそうな、学習法や心理学、脳科学といったジャンルの本を読むことが多いです。最近読んだ中で特に気に入っているのは「独学大全」という本です。


植物鑑賞

身の回りの植物を観察し、季節の変化を感じるのが好きです。台東区では、通りに植木鉢を置いて育てている方をよく見かけ、最初はカルチャーショックを受けました。朝顔市やほおずき市、お富士さんの植木市など、植物がお祭りに根付いているのもこの地域ならではの魅力ですね。好きな花は「梅」と「桜」。特に、厳しい冬を乗り越えて受験期に真っ先に美しい花を咲かせてくれる梅が大好きです。


私の健康法と、影響を受けた作品


運動・健康維持

小学生では柔道、中学では陸上、大学では少林寺拳法と、学生時代は運動も比較的得意でした。しかし、大学時代のヘルニアで健康を損なってからは、健康であることの重要性を痛感しています。寝ても起きても痛みが消えない生活を経て、健康こそが全ての活動の基盤だと強く意識するようになりました。今は、無理のない範囲でチョコザップで運動を続けています。


好きな作家さん:井上雄彦先生

私の学生時代に大きな影響を与えたのが、井上雄彦先生の「スラムダンク」です。定期試験前でもつい全巻読み返してしまうほど夢中になりました。最近の映画ももちろん映画館で2回観に行きました!

そして、ヘルニアを経験してからは、怪我や挫折を乗り越えようとする人々を描いた先生の作品「リアル」が、私の心の大きな支えの一つとなっています。



最後に:生徒さん、保護者の方へ


私のこれまでの経験や教育への想いを、少しでもお伝えできていれば幸いです。

台東区入谷のこの地で、生徒さん一人ひとりが持つ可能性を信じ、学びを通して成長していく過程を全力でサポートしたいと考えています。学ぶことの楽しさ、目標を達成する喜びを、一緒に分かち合える場所でありたいと思っています。

学習に関するお悩みや、当塾にご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にご連絡ください。皆様にお会いできる日を心より楽しみにしております。

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