【新中1生必見】3年になってから後悔しない!高校受験で「取り返しがつかないこと」
- 自分塾 室長 北岸
- 4 日前
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更新日:4 日前
🌸 ご入学おめでとうございます! 🌸
中学校生活への期待に胸を膨らませていることと思います。新しい環境での学びや出会い、本当に楽しみですね!
でも少しだけ、3年後の高校受験のことを考えてみませんか?
「え、もう受験の話?」と思うかもしれません。しかし、高校受験には、中学3年生になってから気づいても遅い、「取り返しがつかないこと」 がいくつかあります。特に、私立高校の推薦入試を考えている方は、ぜひこの先を読んでみてください。
東京都の高校入試では基本的に、中学三年生のときの内申点が入試に使用されます。そのため、中学一年生二年生はのびのびと暮らし、三年生になるころに「いざ受験勉強!」と気持ちを切り替えることが多いです。これは都立も私立も基本的に変わりません。しかし、いくつかの条件は三年間すべての基準でみられることがあります。
①欠席日数:年間10日以内、三年間で20日以内が目安
私立高校推薦入試の落とし穴:欠席日数
多くの私立高校では、推薦入試の重要な基準として 「欠席日数」 を設定しています。
風邪や体調不良はやむを得ない場合もありますが、多くの高校では各学年や三年間の合計欠席日数 に厳しい基準を設けています。
日本大学第一高校:各学年で 10日以内 の欠席
日本大学鶴ケ丘:三年間の欠席日数20日以内
國學院:三年間の欠席日数15日以内かつ遅刻早退の合計15日以内
明大中野:三年間の欠席日数は15日以内かつ三年次の欠席遅刻早退合計7日以内
慶応義塾女子:三年間で欠席遅刻早退の合計数が5回以内
これらは厳しい一例ですが、他の学校でも一般的に三年次の欠席が10日以内という条件は9割程度の学校に当てはまるのではないでしょうか。
入院などの事情がある場合は考慮とも書かれている学校もありますので、相談は可能だとは思いますが、上位校の推薦入試は欠席遅刻早退に関して厳しい高校が多いと思っておいた方がよいです。
「まだ中学1年生だから大丈夫」と安易に考えていると、3年生になってから「休まなければよかった…」と後悔するかもしれません。体調管理に気をつけ、できる限り欠席しないように心がけましょう。
②評定「1」と「2」はNG:3年間の積み重ねが重要
東京都の高校入試では、中学3年生の内申点が使われると先程説明しました。しかし、私立高校の推薦入試では、少数ですが中学3年間すべての評定が見られることがあります。
もし、中学1年生や2年生の時に、9教科のどれかで 「1」 や 「2」 を取ってしまうと、少数の高校では推薦の基準を満たさなくなる可能性があります。
日本大学第一:三か年間評定に「1」不可
成城学園:三か年の評定に「2」不可
青山学院高等部:2・3年次に「2」不可
栄東:三年間9科評定に「1」不可
獨協埼玉:三年間の評定に「1」不可
数としては少ないので、なかなかひっかかることはありませんが、これらの学校に推薦で入ることも考えている場合には注意が必要です。
「主要科目だけ頑張ればいい」と思っている方も要注意です!副教科の評定も推薦基準に含まれることが多いため、「1」や「2」だけはとらないように気を付けましょう。
③他府県に引っ越す予定がある方は…
東京都の生徒は、都立・私立ともに3年生の内申点のみが入試で重視される傾向があります。内申点の評価基準や欠席の扱いは都道府県によって異なり、中3の成績が大きく重視されるエリアもあれば、中1・中2の成績も考慮される地域もあります。むしろ、3年次のみを使う都道府県のほうが少数です。
首都圏の他県の例をあげます。(47都道府県の分布は以下の図をご覧ください)
3年間(中1中2中3):千葉埼玉茨城栃木群馬
2年間(中2中3):神奈川
1年間(中3のみ):東京
転勤族の方や近いうちに引っ越しを予定している方などは非常に注意が必要です。住んでいる地域により、中学3年生のみを評価するのか、中学3年間すべてを評価するのか大きく異なります。

要注意!東京都の入試制度の盲点
東京都の入試制度では、一見すると中学3年生の内申点だけが重要に見えます。そのため、中学入学当初は「まだ時間がある」と油断しがちです。
しかし、先述の通り、上位の私立高校の推薦入試では、中学1・2年生の成績も重要な判断材料となります。入学直後から気を抜かず、日々の学習に取り組むことが大切です。
絶対評価の落とし穴:学校・区でこんなに違う評定の基準
昔の相対評価とは違い、今は 絶対評価 の時代です。台東区のある中学校では、定期テストで90点以上を取り、提出物もきちんと提出し、授業にも積極的に参加していれば「5」がつくことが多いです。テストの点数で言うと、80点なら「4」、それ以下なら「3」となることが多いようです。しかし、毎年公表される評定割合の数値を見ると、明らかに 「5」や「4」の割合が大きい学校 と、 極端に小さい学校 が存在します。これは、同じような学力を持っていても、中学校によって評定のつきやすさが大きく異なることを意味します。
これについてはまた別の記事を書くつもりです。過去の記事を参考記事にあげておきますので興味のある方はご一読ください。自分の通う中学校の評定の傾向を早めに把握しておくことが、進路選択において非常に重要になります。
💪 今からできること:新中学一年生へのアドバイス
授業を大切に! 積極的に参加し、わからないことはすぐに質問しましょう。
提出物はきちんと! 期限を守り、丁寧に仕上げることを習慣にしましょう。
早めの準備を! 定期テスト前に焦らないよう、日頃から計画的に学習しましょう。
苦手科目も諦めない! 早めに克服できるよう、先生や塾のサポートを活用しましょう。
健康管理も大切! 規則正しい生活を送り、できるだけ欠席しないように心がけましょう。
不安なことは相談を! 評定などで気になることがあれば、早めに先生や私たち塾にご相談ください。
🤝 保護者の皆様へ
お子様の中学校生活は始まったばかりです。温かく見守り、励ましてあげてください。定期的な学習状況の確認や、進路に関する話し合いを持つことも大切です。もしお子様の学習面で不安なことがございましたら、遠慮なく当塾にご相談ください。
✨ まとめ:3年後の笑顔のために、今日からできることを始めよう!
高校受験は、皆さんの未来を大きく左右する大切な機会です。早めの準備と正しい知識があれば、必ず目標を達成できます。このブログが、新中学一年生の皆さんの充実した中学校生活と、希望の進路実現の一助となれば幸いです。
私たちも、皆さんの頑張りを全力でサポートしていきます!
【この記事を読んだ新中学一年生と保護者の皆様へ】
当塾では、中学校の学習内容のサポートはもちろん、高校受験に関する最新の情報提供や進路相談も随時受け付けております。少しでも不安なことや疑問点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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