秋を飛ばして冬が来たように寒くなってまいりました。室内の換気が心地いい季節は本当に短く感じます。運動会や定期考査など様々なイベントが通り過ぎていますが、今回は定期テストにおける変化についてシェアしたいと思います。
新しい学習指導要領での中学校教育が始まってから、3回の定期テストが行われました。
その中でももっとも変化を感じるのは、「思考・判断・表現」を問う問題の配点が増えたことです。従来の知識を問うものではなく、その先の思考力を試す問題が増えてきています。
そのため、普段の学習や試験勉強では単なる知識だけでなく、「なぜそうなるのか」という理由なども考えて納得して理解していくことがより重要になってきています。
具体的に事例を見ていきたいと思います。
理科であれば、
イネの根は以下のどれか ①ひげ根 ②主根と側根 ③主根 ④側根
などを問う問題が「知識・技能」問題であり、こちらが8割を占めていたと思います。
しかし、思考力問題では
被子植物の根には根毛が生えているが、なぜ生えているのか。その利点を挙げつつ説明しなさい
といった問題がでます。実験の手順であれば、なぜ手順が決まっているのか。そうしない場合、どういう危険があるのかを理解しておく必要があるでしょう。また、思考力だけでなく表現力も求められるため記述式の問題が必然的に多くなります。
数学であれば、
間違った立式をなぜ間違いなのか説明させる問題などが出題されています。
いずれも解けるだけでなく説明できるところまでを求められています。
問題が解けるひとはもう一歩踏み込んで、なぜそうなるのかを考えてみましょう。また普段から、自分の友達などに説明できるかどうかを判断基準として勉強をすすめるとよいのではないでしょうか。
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