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  • 執筆者の写真自分塾 室長 北岸

区立中学校選択について①

台東区では区立中学での中学校選択制度が平成15年から適用されていますが、区立の中学校を選ぶという体験を、自身が子供の時になさった保護者さんはほとんどいないのではないでしょうか。

6月と9月には学校公開と学校説明会があり、多くの親御さんが学校選択に悩まれていらっしゃることだと思います。また、コロナの影響で授業公開の多くは中止されることになり、生徒の部活体験会なども縮小されるため判断材料は例年よりも少ないと考えられます。

今回は、公立の中学校に果たしてどのぐらいの違いがあるのか、

また、何を見て選べばいいのかシェアしていきたいと思います。


評定の付け方が違う


2002年からすべての小中学校で絶対評価の成績評価が行われるようになりました。

かつ相対評価で上位から順に、7%、24%、38%、24%、7%に分け、それを目安に評定を5段階でつけていましたが、いまや絶対評価でその割合は生徒、先生、学校毎にバラバラです。


参考として、東京都が毎年公表している都内公立中学校第3学年の評定状況に関する資料を紹介します。

中学校等別評定割合(個表)令和3年
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ここでは台東区の7校のみマーカーをいれてあります。

赤のマーカーが入った箇所が7校中最大の数値、青のマーカーが入った箇所が最小の数値です。


はじめは、評定1の割合に注目しましょう。


一般的なイメージの評定1は、テストで点が取れず、提出物を出さず、授業態度が悪いという三つの条件をすべて揃えてしまった生徒がとる評定です。

私立の推薦条件でも「評定1がないこと」を明記してある学校が多く存在します。

そのため、学校の先生も受験年度の3年生にだけは絶対に出したくないと思っています。


さて、その評定1の割合ですが番号の3の中学校はほぼ全教科で10%近くも存在します。

評定1の割合は全国平均で3.2%ですから3倍以上の数値です。

番号1や2の学校は対照的に全国平均以下の割合です。

ちなみに文京区の番号3の学校は評定1が全教科0%です。


次は、評定5の割合に注目しましょう。

こちらも評定5が出にくい学校があるようです。

番号4の学校は英語以外すべての教科で全国平均の13.5%を大きく下回る数値です。


これらの原因の一つは、

学校によって評価の観点の比重や計算式が違うためだと思われます。

4観点(関心意欲態度・知識理解・技能・思考判断表現)を各学校が比重を決めてしかも、

達成度合いの基準(何%以上がA,B,Cで何%以上が5.4.3.2.1など)も各学校が決めることになっています。提出物や日頃の授業態度などに比重が重い学校と、テストや実技試験などの比重が重い学校ではどうしても評定が変わってきます。提出物は頑張れば誰でも期限内に出すことが出来るため差が付きにくく、逆に定期試験や実技試験等はどうしても差が出てしまいます。この要因は9教科全体に及びます。


もう一つは教科担当の先生によって評価が違うためです。

美術や技術家庭科、体育などの実技教科はやはり先生によるバラつきが大きいように感じます。これは各教科毎に違うため、学校選択においては考慮しなくてもよいかもしれません。


最後は通う生徒層の違いです。

学校選択制になってから10年以上経つため、ある程度地域内での学校のイメージが固まってきている感があります。進学意識の強い家庭が特定の学校に通わせたいと思う一方で、一番近い学校をそのまま選ぶ家庭も存在します。こちらは学校選択状況のデータを見ると明らかです。通学地域外からの志望があきらかに多い学校が存在します。進学実績の違いなども確認できるため、生徒のレベルに一部偏りがあるのかもしれません。


いずれにせよ、各学校毎に評定の傾向があり、進学実績に違いがあり、選択倍率などの差が現状出てしまっています。

こうした情報はなかなか分かりにくいと思いますので、詳しい話が聞きたい方は是非、自分塾にお越しになってください。生徒、保護者、学校の三者が満足のいく選択がなされるように情報を共有していけたらよいと思っています。


7月には今年度の台東区中学校案内(令和4年度新入学用)が配られると思いますが、

それまでは昨年度の台東区中学校案内のほうを参考にしてみてください。


次回も引き続き中学校選択などの情報をシェアしたいと思います。




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