top of page
  • 執筆者の写真自分塾 室長 北岸

令和4年度の都立入試の変更点について

寒暖の差が激しいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?


9月24日、東京都教育委員会から令和4年度の都立入試について、いくつかの発表がありました。


1.出題範囲は変更なし

2.集団討論は中止(昨年と同様)、推薦は1日で実施

3.郵送出願・ウェブ合格発表

4.男女別定員制の緩和(男女不平等の緩和)

5.来年度(今の中2)からスピーキングテスト導入


以上の5つが主な内容となります。


1.出題範囲

昨年度は休校の影響もあって、中学三年の一部の内容を出題範囲から除外する措置がとられました。しかし、今年は臨時休校がなかったことから出題範囲への配慮は実施しないこととなりました。


2.集団討論の中止

昨年度は、感染予防のために集団討論を中止し、本来二日で行う検査を一日で実施しました。

今年度も、同様の措置をとることが決まり、集団討論は中止推薦入試は原則1月26日の一日で実施することになりました。


3.出願手続きの変更

従来は、生徒本人が学校に願書を持っていく形をとっていました。朝学校に集まり、そこから各自志望校に行き、また学校に帰って残りの授業を受けるといった形式で、半日はかかるような出願形式でした。

しかし去年から感染予防のため、学校で願書を集めて郵送するという形になりました。高校のセンター試験の申込に似ていますね。

ところが今年はさらに変更となり、志願者が郵送により提出する方法に変更となりました。個人で郵送となりますので、生徒本人や先生方だけでなく、保護者の方もかなりの注意が必要です。

また、20校の高校ではインターネットによる出願を試行実施するとのことです。志望校によって違うため、これも要注意です。


4.男女別定員制の緩和

これは難しいテーマですが、都立高校の中には男女別に定員を設けて男女比を一定にする学校があります。もともとの背景としては

①受け皿となる私学には女子高が多い一方で、男子校は少ない。

②学校によっては男女比が著しく偏ることがある。

そのために、都立高校側に

①受け皿となる男子の枠として

②男女比が1対1になるように

定員制を設ける学校が出たということのようです。


しかし、私学のゆがみを都立の入試で結果平等的に矯正しようとした結果、男女別定員制の都立高校の一部では男女での最低合格点に大きな違いが出ることになってしまっています。(最大で121点の差で女子が不利になる結果)

近年、大学医学部入試での男女合格点の差別化なども問題になる中、こうした都立高校の男女別定員制も問題視されるようになってきました。当然のことと言えるでしょう。

この緩和自体は平成10年度から少しずつ実施されてきていて、昨年では110校中、42校がこの不平等な差を緩和する措置をとっています。

今年度はこの10%の緩和を全109校で実施することになり、段階的ではあるものの男女の不平等が解消されることとなります。

男子生徒の志望者は基準が少し厳しくなり、女子生徒の志望者は基準が少し下がるという結果になると思われますので、ここの影響はしっかり考慮していかなければなりません。

生徒保護者の皆様は学校や塾の先生とよくご相談していただければと思います。


詳しく知りたい方は都教委の報告書をご覧ください。

男女別定員から男女合同定員への移行について(都教委)

令和4年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告書 (p17-20)

 

5.スピーキングテストの導入

最後は、今の中3受験生ではなく、その次の令和5年度の入試の話となります。

英語の4技能化が進められて、新指導要領のもとで様々な変化が起こっています。

英検をはじめ、検定試験は4技能を同じ重みで扱い始め、教科書や授業、定期テストにも少しずつその影響が出始めています。

そして、入試においても、いよいよスピーキングが測られるようになったという流れです。

これも詳しい内容は都教委の資料をご覧ください。

東京都中学校英語スピーキングテスト事業について


すでに試行調査として、9/25、10/2、10/9、10/16などの土曜日にタブレットを使用した試験が行われるようです。

内容としては英検の2次試験、CBTでの面接と似たような内容となりますが、今後はこのESAT-Jという試験用の対策教材なども出始めるのではないでしょうか。

スピーキングやライティングなどの技能はなかなか一人では習得し難いものがあります。

生徒の皆さんは、是非学校の先生にアドバイスを求めたり、塾の先生を頼るなどしてみてください。


以上、都立入試についての大きな変更点5つをご紹介しました。


0件のコメント

最新記事

すべて表示

新年度となり、中学三年生の模試案内が自分塾にも届きました。 生徒保護者の皆さんもどちらを選んだらよいかお悩みになるかと思います。 VもぎとWもぎ、様々な違いはありますが、 結論としてはどちらを受けてもかまいません。(2023年6月時点の情報に更新いたしました) ただし、今年(2023年)の模試に関しては Wもぎは「申込期間が長いが、希望会場は先着順」 Vもぎは「申込期間が極めて短く、希望会場が満員

bottom of page