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  • 執筆者の写真自分塾 室長 北岸

「YOUは何しに日本へ」から学ぶ問いかけの注意点

あなたは「YOUは何しに日本へ」をどのような英語に訳しますか?


「あなたはどうして日本に来たのですか」と考えて

Why did you come to Japan?

とするかもしれません。


しかし、これは話し方によっては冷たく失礼に聞こえることがあるそうです。 (このご時世にこなくていいのにどうしてわざわざ来たのかね)という否定的なニュアンスを感じることがあるようです。そのため、


What brought you to Japan?

何があなたを日本に連れてきたのか)という表現を好む人が多いようです。主語をものにして間接的に表現することで、否定的なニュアンスが消えるようです。英語の無生物主語という表現のよいところですね。


さて、これは日本語でも同様で「どうしてこの問題を間違ったの」「なぜこの計算をミスしたのか」と聞くと、叱られている気持ちになる生徒さんもいるのではないでしょうか。


「どうして」という言葉を辞書で引くと、

①方法についての疑問を表す

②原因・理由についての疑問を表す

③強い否定の気持ちを表す

と、単純な疑問に加えて否定的なニュアンスを帯びた言葉であることが分かります。


自分塾での指導においても、「どうして」と聞きたいときがあります。

計算ミスをしたときに単なるケアレスミスとしてあっさり終わらせて生徒さんがいます。筆算を面倒だと思って暗算をしてしまったり、筆算を狭いスペースで書いてしまったり、0と6の書体が似てしまって見間違えたり、筆算の桁がズレて間違えたり、途中式を怠って間違えたり等多くの原因が計算ミスには潜んでいます。これらは自覚して直さない限りは治りません。

こうした時には、「どうして間違ったと思う」だけではなく、「何が原因でミスが起きたと思う」、「どうすればこのミスを減らせると思う」と問いかけるようにしています。


よりよくするための原因を探してるだけだと分かる生徒は「どうして」でも考えることができます。しかし、中には「どうして」と聞くと、謝ってしまうだけの生徒さんもいます。こうした場合は、原因やミスを主語にした聞き方や、よりよい方法をたずねる聞き方にしています。


間違いは学習においては絶好のチャンスです。間違った知識や方法を修正して、成長できる最高の機会です。ただし、間違いの原因を考える場合は、自分にも他人にも、問いかけ方に気を付けていきましょう。


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